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「Black Box Diaries」サンダンスでワールドプレミア

「Black Box Diaries」| Courtesy of Sundance Institute. Photo by Tsutomu Harigaya.

北米最大のインディペンデント映画祭、サンダンス映画祭が来年1月18日から11日間の日程で開幕する。今年も昨年同様、劇場とオンライン(アメリカ限定)のハイブリッドでの開催となる。今年の応募総数は153カ国17,435作品、その中から厳選された32カ国143作品(長編82作品、短編53作品、エピソード8作品)が上映される。ファクトシートでは、長編作品は95%がワールドプレミア、47%が女性監督、39%が初監督と発表された。

日本からは、ドキュメンタリーコンペティション国際長編部門に伊藤詩織監督の「Black Box Diaries」と、短編部門に長久允監督の「蟹から生まれたピスコの恋」が選出されている。伊藤監督は本作が初映画監督作品となり、1月20日にワールドプレミアを迎える。長久監督は2017年に「そうして私たちはプールに金魚を、」が短編部門で最高賞を受賞、2019年に「WE ARE LITTLE ZOMBIES」が長編部門で審査員特別賞を受賞している。各部門の受賞作品は26日に発表され、27日と28日に受賞上映が行われる。

今年で40周年を迎えるサンダンスでは、様々な記念プログラムやイベントが企画されており、映画祭の歴史を象徴する過去の作品「ハーヴェイ・ミルク」(1985)や「Go Fish」(1994)、「DIG!XX」(2004)、「ナポレオン・ダイナマイト」(2004)、「ババドック」(2014)などが上映される。また、イベントでは受賞監督であるクリストファー・ノーラン監督やセリーヌ・ソン監督、マイテ・アルベルディ監督が参加するチャリティーディナーが、オープニングガラとして開催される。

サンダンス映画祭