日本最大級の映画祭情報、応募代行サイト・ガラコレクション

SAMANSA製作『Idols』 第30回ファンタジアでワールドプレミア

『Idols』| © SAMANSA Inc.

7月23日(現地時間)にカナダ・モントリオールで開催中の第30回ファンタジア国際映画祭で、ショート映画『Idols』(20分)がワールドプレミアで上映された。本作はショート映画配信サービス「SAMANSA」製作、日本・イギリス・韓国の3カ国共同制作による心理スリラー。多様な文化背景や革新的なスタイルを持つ作品を紹介するHorizon 2026部門に選出され、韓国のスリラー映画『The Eyes』の併映作品としてお披露目となった。

ストーリーは、K-POPアイドルを夢見るキム・ミンハが、自身と瓜二つの容姿を持つ有名女優パク・ヘミの自宅を突然訪れることから展開する。スターの座を渇望するミンハが提案を持ちかけたことをきっかけに、物語は不穏な方向へと加速していく。主演はNetflixオリジナルシリーズ『愛をこめて、キティより』などで知られるホジョ・シンが務め、一人二役で複雑な対峙劇を演じ分けた。そのほか、ナム・グォンア、パク・テサン、ソ・ユンソンらが出演。監督のマット・ハルサル氏は本作を通して、華やかな韓国セレブリティ社会の裏側にある歪みをスリラーの手法で描き出している。

21時台の遅い時間帯にもかかわらず、約700席の上映会場(コンコルディア大学Auditorium des diplômés de la SGWU)には大勢の観客が詰めかけた。上映前に登壇したマット・ハルサル監督とプロデューサーのピアース・コンランは、現在長編化に向けて資金調達中であることを明かしている。本編上映中は客席から随所で笑い声や様々なリアクションが起きるなど、会場は作品を温かく迎え入れる雰囲気に包まれていた。終演後に配布されたポスターを多くの来場者が手にする姿も見られ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。同映画祭は8月2日まで開催され、各賞の受賞結果は会期中および閉幕後に順次発表される。

ファンタジア国際映画祭