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第59回シッチェス映画祭閉幕 38本の日本作品が上映

『口に関するアンケート』| Courtesy of Sitges – International Fantastic Film Festival of Catalonia

10月8日から18日にかけて、第59回シッチェス映画祭(シッチェス・カタルーニャ・ファンタスティック国際映画祭)がスペイン・カタルーニャ州で開催された。ジャンル映画の祭典として世界最大規模を誇る本映画祭では、今年、長編288本や短編127本のほか、その他作品を含む計442本が上映された。最高賞となる最優秀長編作品賞には、マリオン・ル・コロレ監督の長編初監督作となる『Sanguine』(フランス/ベルギー)が輝いた。

日本からは38作品が出品され、門脇康平監督の『我々は宇宙人』が最優秀長編アニメーション作品賞を受賞。最高賞を競うコンペティション部門には是枝裕和監督の『箱の中の羊』など4作品が選出されたほか、注目作を紹介するシッチェス・コレクション部門では清水崇監督の『口に関するアンケート』が上映された。同作は突然届く調査票をめぐるホラー作品で、「口内」というキーワードを軸に、主人公の青年や謎の調査員らが不可解な失踪事件に巻き込まれていく姿を描いている。

メイン会場となったメリア・シッチェス・ホテルでは、作品上映に加え開会式や閉会式などの式典も執り行われた。映画界への長年の功績を讃える名誉賞には、清水監督や俳優のダニー・デヴィートのほか、『修羅の花』や『女囚』シリーズなどで知られる女優の梶芽衣子が選ばれ、賞が贈られた。また、市内の各会場では著名監督やプロデューサーを迎えたパネルディスカッションやワークショップなどの業界向け企画から、仮装して市内を練り歩くゾンビウォークや特殊メイクの技術を競うコンテストといった参加型イベントまで、多彩な催しが繰り広げられ、映画祭は大盛況で幕を閉じた。

【シッチェス映画祭】