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ロカルノ コンペに日本から2作品がノミネート

『旅と日々』| ©2025 Two Seasons, Two Strangers Production committee

来週8月6日にスイスのロカルノで、第78回ロカルノ映画祭が開幕する。今年の応募総数は6,373作品(長編1,954作品、短編&TVシリーズ4,419作品)、その中から厳選された221作品(ワールドプレミア99作品、インターナショナルプレミア7作品)が11部門で上映される。オープニングセレモニーは、映画祭の代名詞でもある世界最大の野外上映会ピアッツァ・グランデ(収容人数8千人)で行われ、タマラ・ステパニャン監督の『In the Land of Arto』がワールドプレミアで上映される。

日本からは、三宅唱監督の『旅と日々』、河瀨直美監督の『たしかにあった幻』、空音央監督の『A Very Straight Neck』の3作品が選出された。三宅監督と河瀬監督はCONCORSO INTERNAZIONALE(インターナショナルコンペティション部門)での選出となり、映画祭の最高賞となる金豹賞(賞金1,300万円)を全18作品で競う。これまでに日本からは、衣笠貞之助監督の『地獄門』、市川崑監督の『野火』、実相寺昭雄監督の『無常』など5作品が金豹賞を受賞しているが、2007年の小林政広監督の『愛の予感』を最後に、受賞から遠ざかっている。

同映画祭では、ジェンダー平等の実現に向けて様々な取り組みを行っており、その一環として毎年上映監督のジェンダー比を公表している。性別は、男性、女性、ノンバイナリー、ミックス共同監督、非公開の5つでアンケートを実施しており、今年のジェンダー比は、男性57.7 %、女性33.6 %、ノンバイナリー1.5 %、ミックス共同監督6.6 %、非公開0.6 %となっている。

ロカルノ映画祭