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全州国際映画祭 日本から18作品が選出

『ユリシーズ』| Courtesy of JEONJU International Film Festival

今月30日から10日間の日程で、第26回全州国際映画祭が韓国で開催される。「Beyond the Frame」のスローガンのもと、全州市内の6会場22スクリーンで、57カ国224作品(ワールドプレミア81作品、インターナショナルプレミア4作品)が上映される。映画祭のオープニングは、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したラドゥ・ジューデ監督の『Kontinental ’25』が飾り、クロージングは地元韓国出身のキム・オギョン監督の『In the Land of Machines』が務める。

日本からは8部門18作品が選出されており、インターナショナルコンペティション部門で宇和川輝監督の『ユリシーズ』、全州シネマプロジェクト部門でイ・イルハ監督の『ホルモン』、ワールドシネマ部門で蔦哲一朗監督の『黒の牛』と吉田大八監督の『敵』が上映される。その他にも、スペシャルスクリーニング部門で、是枝裕和監督の『怪物』や、岩井俊二監督の『Love Letter』、ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』など8作品がプログラムされている。宇和川監督やイ監督、蔦監督らの参加も発表されており、上映終了後には監督らが登壇しQ&Aが行われる。

映画祭で最も注目を集め、グランプリを競うインターナショナルコンペティション部門には、86カ国から662作品の応募があり、大陸別ではアジアが最多となる328作品、国別では中国が91作品でトップとなった。同部門は、長編監督2作目以内かつアジアプレミア(製作国を除く)が応募条件となっており、宇和川監督の『ユリシーズ』など10作品がノミネートされている。受賞作は、5月6日(現地時間)に全北国立大学文化センターで行われる授賞式で発表され、グランプリには賞金220万円とトロフィーが贈られる。

全州国際映画祭