こま撮りアニメ『空き缶のツナ』エディンバラで上映

8月14日から7日間の日程で、第78回エディンバラ国際映画祭がイギリスのスコットランドで開幕する。エディンバラ城周辺のミニシアターや大手劇場、国立美術館などの6つの会場で、119作品(ワールドプレミア47作品、インターナショナルプレミア3作品)が上映される。映画祭のオープニングナイトではエヴァ・ビクター監督の『Sorry, Baby』が、クロージングナイトではポール・サン監督の『Reality Is Not Enough』が上映される。
本映画祭のプログラムは、賞を競うコンペティション、話題作や受賞作を上映する非コンペティション、ジャンル映画を上映するミッドナイト・マッドネス部門、過去の名作や監督の特集を行うレトロスペクティブ部門などで構成されている。コンペティションは、ワールドプレミアでの上映が条件となっており、国内外から厳選された10作品の中から観客投票によって最優秀作品賞が決定し、次回作の製作費として賞金(長編部門1,000万円、短編部門300万円)が贈られる。
今回、日本から小川育監督の『空き缶のツナ -ミートボール&スパゲティ-』がアニメーション短編部門に選出されており、ブラジルやブルガリア、カナダなど9カ国10作品の一つとしてオムニバス形式で上映される。本作は、こま撮りアニメーションを手がけるドワーフスタジオが制作し、2024年1月にNHK Eテレの手作りアニメーションを扱う番組「プチプチ・アニメ」で放送された。