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ベルリン国際映画祭 分割開催

「偶然と想像」(C) 2021 Neopa/Fictive

第71回ベルリン国際映画祭が本日開幕する。当初2月11日~21日に開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3月1日~5日と6月9日~20日の2段階に分けて開催される。3月1日~5日は業界関係者向けの“インダストリーイベント”をオンラインで、6月9日~20日に一般客向けの“サマースペシャル”を映画館で開催する。“インダストリーイベント”ではヨーロピアンフィルムマーケット、コプロダクションマーケット、タレンツ&ワールドシネマファンドが行われ、“サマースペシャル”では正式出品作品が一般公開される。

映画祭の顔となるコンペティション部門には国内外の15作品が選出されており、歴代の金熊賞受賞者6名、モハマド・ラスロフ(イラン)、ナダヴ・ラピド(イスラエル)、アディナ・ピンティリエ(ルーマニア)、エニェディ・イルディコー(ハンガリー)、ジャンフランコ・ロッシ(イタリア)、ヤスミラ・ジュバニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)が審査員を務め、最優秀作品に金熊賞が贈られる。

コンペには日本から濱口竜介監督の「偶然と想像」が選出されており、金熊賞を受賞すれば、今井正監督の「武士道残酷物語」(1963年)、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(2002年)に次ぐ快挙となる。これまで42作品の日本映画がコンペに選出されているものの、近年は前述の2回を最後に金熊賞から遠ざかっている。受賞作品は“インダストリーイベント”の最終日3月5日に発表され、6月の“サマースペシャル”の授賞式で賞の授与が行なわれる。

ベルリン国際映画祭