坂西監督の『メモリィズ』など邦画3作品がトライベッカに挑戦!

第25回を迎えるトライベッカ映画祭が、6月3日から14日にかけて米ニューヨークで開催される。2002年にロバート・デ・ニーロらによって「9.11からの復興」を目的に創設され、これまでに延べ380万人以上を動員してきた、北米東海岸を代表するインディペンデント映画の祭典だ。今回は世界44カ国から、史上最多となる103本のワールドプレミアを含む長編118本、短編86本が集結する。
日本からは3部門で3作品が選出された。インターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門に選ばれた『メモリィズ』は、坂西未郁監督の長編デビュー作。足を骨折した義父(イッセー尾形)の世話で九州を訪れた主人公(柄本佑)が、東京に残る妻(穂志もえか)らとスマホの映像を交わし合う何気ない日常を通し、家族の人生を静かに紡ぎ出すヒューマンドラマだ。
ビューポインツ部門には、伊藤智彦監督による長編アニメーション『クスノキの番人』が登場。不運な境遇の青年(高橋文哉)が、ある神秘的な役割を受け入れる姿を描く。天海祐希、齋藤飛鳥、宮世琉弥ら豪華キャストが声優を務める。ゲームズ部門には、東京藝術大学大学院のフーチー監督による紙飛行機アドベンチャーゲーム『DRIFTED ドリフテッド』が選出されており、映画の枠を超えたクリエイティビティにも注目が集まる。
25周年のアニバーサリーイヤーとなる本年度は、記念行事も目白押しだ。クエストラブ監督による「アース・ウインド&ファイアー」のドキュメンタリーがオープニングを飾るほか、ハドソン川沿いの複合施設「ピア57(Pier 57)」では、未発売の新作ゲームを無料体験できる「ゲームギャラリー」も特設される。今年のトライベッカ映画祭は「期待を超える」をテーマに掲げ、かつてないスケールで幕を開ける。
