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ヴェネチア国際映画祭 本日開幕

『果てしなきスカーレット』| Courtesy of The 82nd Venice International Film Festival

第82回ヴェネチア国際映画祭が、本日イタリアで開幕する。今年の応募総数は4580作品(長編1936作品、短編2353作品、クラシック102作品、イマーシブ189作品)、応募者の男女比は男性66.35 %、女性32,27%、その他1,38%となった。上映作品は209作品(長編91作品、短編26作品、TVシリーズ4作品、クラシック19作品、イマーシブ69作品)で、ヴェネチア部門(コンペ)、非コンペ部門、オリゾンティ部門、スポットライト部門、クラシック部門、イマーシブ部門、カレッジシネマ部門の7部門に分かれて賞を競う。

映画祭の最高賞となる金獅子賞を競うヴェネチア部門には、12カ国21作品がノミネートされており、国別(共同製作を含む)ではフランスが最多となる7作品、その後にイタリア6作品、アメリカ5作品と続く。今年も錚々たる監督らがセレクションに名を連ね、アカデミー賞受賞監督のキャスリン・ビグロー監督やギレルモ・デル・トロ監督、金獅子賞受賞監督のヨルゴス・ランティモス監督やジャンフランコ・ロージ監督、また実力派のジム・ジャームッシュ監督やパク・チャヌク監督らの作品も注目を集めている。

ヴェネチア部門に日本からのノミネートはなかったが、非コンペ部門に細田守監督の『果てしなきスカーレット』が、オリゾンティ部門に藤元明緒監督の『LOST LAND ロストランド』と、畑明広監督の『GRAND CIEL』が選出されるなど、4部門で14作品が上映される。細田監督は、これまでにベルリン国際映画祭で『サマーウォーズ』が、カンヌ国際映画祭で『竜とそばかすの姫』が上映されていたが、ヴェネチアでの上映は今回が初となる。各部門(非コンペ部門を除く)の受賞作品は、映画祭最終日9月6日19時(現地時間)から始まる授賞式で発表される。

ヴェネチア国際映画祭