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アジア最大のジャンル映画祭BIFAN開幕

『NEW GROUP』| ©2026 NEW GROUP Film Pertners

7月3日に第29回富川ファンタスティック国際映画祭(BIFAN)が開幕した。”Stay Strange”のスローガンの元、今年は41カ国232作品(長編104作品、短編91作品、AI映画11作品、XR26作品)がプログラムされており、54作品がワールドプレミア、11作品がインターナショナルプレミアでの上映となる。映画祭のオープニングはピョートル・ヴィニーヴィツ監督の『About a Hero』(アメリカ/デンマーク)が飾り、クロージングはハン・ジェイ監督の『The Go-to Restaurant』(韓国)が務める。

日本からは15作品が選出されており、映画祭の最高賞ベスト・オブ・プチョンを競うプチョンチョイス部門では、長編部門に下津優太監督の『NEW GROUP』、AI映画部門に串田壮史監督の『ラストドリーム』がノミネートされている。下津監督は、前作『みなに幸あれ』(2023)で最優秀アジア映画賞を受賞しており、ベスト・オブ・プチョンの受賞に期待がかかる。串田監督の『ラストドリーム』は、全編AIによって制作された10分の短編映画で、ストーリー性と技術力を11作品で競い合う。

今年の“アクター・イン・フォーカス”には、国際的に活躍するイ・ビョンホン氏が選出された。同部門は2017年に設立され、韓国で最も注目を集めている俳優をゲストに迎え、上映会や回顧展、トークセッションなどを行なっている。今年は同氏の映画デビュー30周年にあたり、これまでのキャリアの中から『JSA』、『KCIA 南山の部長たち』、『コンクリート・ユートピア』など10作品が上映される。また、7月4日にはトークセッション、7月5日の上映会では舞台挨拶が行われ、7月4日から13日まで現代百貨店で回顧展が開催されている。

富川ファンタスティック国際映画祭