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日本から5作品 サン・セバスティアンで上映

「Vision」(C) 2018 Vision LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.

来たる21日から9日間の日程で第66回サン・セバスティアン国際映画祭がスペインで開幕する。同映画祭はヨーロッパの中でもカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭として知られ、国際映画製作者連盟公認の映画祭の一つでもある。映画祭のオープニングをホアン・ベラ監督(アルゼンチン)の「An Unexpected Love」が飾り、クロージングをドリュー・ゴダード監督(アメリカ)の「Bad Times at the El Royale」が務める。

国内外188作品の上映が予定されており、日本からオフィシャルセレクション部門に河瀬直美監督の「Vision」、ドノスティアアワード・スペシャルスクリーニング部門に是枝裕和監督の「万引き家族」、ペルラク部門に細田守監督の「未来のミライ」と濱口竜介監督の「寝ても覚めても」、ニューディレクターズ部門に奥山大史監督の「僕はイエス様が嫌い」が選出されている。

オフィシャルセレクション部門のゴールデンシェル(最優秀作品賞)が同映画祭の最高賞にあたるが、これまでに日本映画の受賞はない。2010年の「玄牝」に続き同部門で2度目の選出となった河瀬監督の「Vision」に期待がかかる。賞の発表は映画祭最終日のクロージングガラで行われる。一般チケットの販売は9月16日午前9時(現地時間)から映画祭公式サイトと映画祭メイン会場となるクルサール国際会議場で開始される。

サン・セバスティアン国際映画祭