日本最大級の映画祭情報、応募代行サイト・ガラコレクション

世界最大のジャンル映画の祭典 シッチェス映画祭が明日開幕

『8番出口』| Copyright by STORY INC & AOI PRO INC, Courtesy of Sitges Film Festival

明日9日から19日までの11日間の日程で、第58回シッチェス映画祭がスペインのバルセロナで開幕する。シッチェス映画祭は、世界最大かつ最も権威のあるジャンル映画祭として「ジャンル映画祭のゴッドファーザー」と称され、ファンタジーやホラー、SF、スリラーなどのジャンル作品が上映される。今年のオープニングはジュリア・デュクルノー監督の『アルファ』が飾り、クロージングはフランシス・ローレンス監督の『死のロングウォーク』が務める。

上映作品は37部門で418作品がプログラムされており、邦画は14部門で25作品が上映される。映画祭で最も注目を集めるコンペティション部門には、長編作品(全34作品)に川村元気監督の『8番出口』、下津優太監督の『NEW GROUP』、谷垣健治監督の『The Furious』の3作品が、短編作品(全30作品)に庭月野議啓監督の『マガイガミ』がノミネートされており、映画祭の最高賞となる最優秀作品賞を競い合う。同部門では1999年に中田秀夫監督の『リング』が、2003年に北野武監督の『座頭市』が最高賞を受賞しており、22年ぶり3回目の受賞に期待がかかる。

その他にも、シッチェス・コレクション部門で秋本賢一郎監督の『ALL YOU NEED IS KILL』や細田守監督の『果てしなきスカーレット』が、ニュービジョン部門で豊田利晃監督の『次元を超える』などが上映される。また、川村監督や下津監督、谷垣監督ら制作陣や俳優陣の参加も発表されており、上映終了後には舞台挨拶やQ&Aが行われる。

シッチェス映画祭