第42回LAAPFF開幕 佐藤監督『ENA』など邦画6作品が選出

第42回ロサンゼルス・アジア・パシフィック映画祭が、今日から5月3日まで、アメリカ・ロサンゼルスで開催される。1983年に創設された同映画祭は、アジア系クリエイターの支援と育成を目的とし、毎年約150作品を上映する米国西海岸最大級のアジア映画祭として知られている。米国アカデミー賞公認の映画祭でもあり、これまでにアン・リーや三池崇史といった映画人を数多く輩出してきた。
日本映画との関わりも深く、過去には竹内洋介監督の『種をまく人』がグランプリを含む4部門を受賞するなど、毎年多くの邦画が選出されている。2026年度は、短編部門に佐藤敬監督の『ENA』がコンペティション作品として選出されたほか、アニメーション部門に水尻自子監督の『普通の生活』、長編部門にジャヌス・ヴィクトリア監督の『Diamonds in the Sand』、ドキュメンタリー部門にユリコ・ガモウ・ロマー監督の『ダイヤモンド・ディプロマシー』がそれぞれ名を連ねている。
本年度の映画祭は、「ウェルネス&ジョイ(健康と喜び)」をコンセプトに掲げたプログラム構成となっている。特に、シニア世代の映像制作を支援するプログラム「デジタル・ヒストリーズ」では、過去最多となる16作品のワールドプレミア上映が実施される。また、業界関係者によるカンファレンス「C3(クリエイティブ・コンテンツ・カンファレンス)」も併催され、次世代のクリエイターに向けた対話と交流の場が提供される。
映画産業の中心地であるハリウッドにおいて、日本の新作映画が披露される。各作品への観客の反応や評価に加え、コンペティション部門の結果にも注目が集まる。
