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ブリュッセル・ファンタ 9日から21日まで開催

「ペナルティループ」| (C) 2023 “PENALTY LOOP” FILM PARTNERS

第42回ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭が9日に開幕した。本映画祭はファンタジーやホラー、SFなどのジャンルに特化した国際映画祭で、シッチェス映画祭やポルト国際映画祭映画祭と並ぶ世界三大ファンタスティク映画祭の一つとして知られている。会場となるのは、上映施設や展示場、会議室などを有し、国内外の様々なイベントで使用されるブリュッセル・エキスポ。オープニングはアレックス・ガーランド監督の「シビル・ウォー」(アメリカ/イギリス)が飾り、クロージングはコビ・リビー監督の「THE AMERICAN SOCIETY OF MAGICAL NEGROES」(アメリカ)が務める。

今年の上映本数は120作品(長編74作品、短編46作品)。アジアからは韓国が最多となる12作品、日本は2番目に多い8作品が選出された。賞の対象となるインターナショナル・コンペティション部門には荒木伸二監督の「ペナルティループ」、ホワイト・レイヴン部門には山口淳太監督の「リバー、流れないでよ」がノミネートされている。昨年は新海誠監督の「すずめの戸締り」がシルバー・レイヴンを受賞しており、2年連続の受賞に期待がかかる。受賞作品は現地時間19日19時から行われるアワードセレモニーで発表され、最終日に受賞上映が行われる。

本映画祭の特色として挙げられるのが、約20にも及ぶアートイベントである。映画上映と並行してジャンル映画に関連する様々なイベントが企画されており、特にヴァンパイア・ボールやボディーペインティング、メイクアップコンテストなどは、毎年多くのファンが来場し人気を博している。今年のヴァンパイア・ボールは入場無料、夜22時から翌朝6時まで開催され、コスチュームコンテストやライブコンサート、DJプレイなどが行われる。

ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭