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釜山開幕 ワールドプレミア アジア最多

「市子」| Courtesy of Busan International Film Festival

アジア最大の映画祭、釜山国際映画祭が今日から10日の日程で開幕する。釜山シネマセンターをメイン会場に、市内の4会場25スクリーンで70ヶ国から選出された209作品が上映される。日本からは是枝裕和監督の「怪物」や濱口竜介監督の「悪は存在しない」など16作品が上映される。オープニングセレモニーは「パラサイト 半地下の家族」で主演を務めたソン・ガンホがホストを務め、チャン・ゴンジェ監督(韓国)の「Because I Hate Korea」がオープニングフィルムとして上映される。

釜山国際映画祭は今年で28回目を迎える比較的新しい映画祭ではあるが、ワールドプレミアで上映される作品の数はアジア最多の80本を誇り、その重要性は年を重ねるごとに増している。毎年同時期に開催される東京国際映画祭と比較した場合、昨年の東京(開催36回)はワールドプレミア34作品、来場者6万人、海外ゲスト104人に対し、釜山はワールドプレミア88作品、来場者数16万人、海外ゲスト752人となっている。

今回、日本から16作品が選出されているが、プログラムの中で最も注目を集めるコンペティションには、ジソク部門(アジア人監督による3作目以降の作品)に戸田彬弘監督の「市子」と石井裕也監督の「月」がノミネートされており、インドネシアや韓国から選出された10作品と賞を競う。その他にも、新人監督を対象としたニューカレンツ部門には山本英監督の「熱のあとに」と森達也監督の「福田村事件」がノミネートされており、中国やタイから選出された10作品と賞を競う。受賞作品は映画祭最終日の13日に発表される。

釜山国際映画祭