第30回タリン映画祭、日本作品9本上映 『ジモトループ』も選出

『ジモトループ』| Courtesy of Tallinn Black Nights Film Festival

エストニアのタリンとタルトゥで、11月6日から22日まで第30回タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF)が開催される。創設30周年を迎える本映画祭では、世界87カ国から長編230本、短編259本が集結。併催される青少年・児童映画祭「Just Film」や短編映画祭「PÖFF Shorts」と合わせ、107本のワールドプレミアと47本のインターナショナルプレミアを含む全834回の上映が行われる。

日本作品は、長編・短編を合わせて計9作品がラインナップされている。批評家の視点から先鋭的な作品を集めたCritics’ Picks Competition部門には、堤真矢監督の『ジモトループ』が同部門のクロージング作品に選出され、ワールドプレミアを迎える。主演は本作が映画初主演となる畦田ひとみ。ストーリーは滋賀県長浜市を舞台に、上京当日の朝に地元を出ようとすると時間が巻き戻ってしまうタイムループに囚われた29歳の主人公・里美が、元同級生とともにループからの脱出を試みるSFコメディだ。

会場はタリンのアポロ・キノ・プラザやタルトゥのエレクトリック・シネマなどの主要映画館。会期中には25周年を迎える映画産業見本市「Industry@Tallinn & Baltic Event」も併催され、世界各国から約2,000人の映画関係者が集まる。国際的な専門家によるマスタークラスや公開ワークショップ、パネルディスカッションが多数開かれ、映画製作者や業界関係者、映画ファンが創作と産業の未来について直接議論を交わす交流の場となる。