エスピーニョ・アニメーション国際映画祭

ポルトガル北西部の基礎自治体エスピーニョで開催される国際映画祭。エスピーニョは北大西洋に面した海岸都市であり、その面積は東京の港区とほぼ同じ、人口は約3万人、公用語はポルトガル語。首都リスボンから車で約3時間、第二の都市ポルトからは車で約20分の距離にある。ビーチリゾートやカジノを有する観光地としても知られている。

 

エスピーニョ・アニメーション国際映画祭の歴史は1976年に始まる。ポルトガル最大のアニメーションの映画祭であり、「シンアニマ」の愛称で親しまれている。映画芸術科学アカデミー公認の映画祭であり、最優秀短編作品には米国アカデミー賞の応募資格が与えられる。

 

毎年11月の7日間で国内外の約100作品が上映される。上映プログラムは賞の対象となるコンペティション部門と、招待作品や特集作品を上映する非コンペティションで構成され、部門は長編部門、短編部門、学生部門、ジャンルを問わず様々なアニメーションが一般公開される。

 

モンストラ・リスボン・アニメーション映画祭

ポルトガルの首都リスボンで開催されるアニメーションの国際映画祭。リスボンはポルトガルの政治、経済、文化の中心地であり、全人口の約30%にあたる300万人が生活を送っている。また、年間を通して温和な気候であり観光資源にも恵まれていることから、世界的な観光都市としても知られている。

 

映画祭の歴史は2000年に始まり、“モンストラ”の愛称で親しまれている。長編部門、短編部門、学生部門など5部門で約600作品を上映し、各部門の最優秀作品には賞金と賞が授与される。映画祭期間中にはワークショップやマスタークラス、ミュージックイベントなどの参加型体験イベントが多数開催されている。

 

日本映画の活躍は目覚ましく、米林宏昌監督の「思い出のマーニー」がグランプリを受賞したほか、山村浩二監督の「サティの“パラード”」、水尻自子監督の「布団」、水尻自子監督の「MASTER BLASTER」などが高い評価を得ている。

 

ポルト国際映画祭

ポルトガル第二の都市ポルトで開催されるジャンル系の国際映画祭。ポルトの人口は約30万人、ポルト大都市圏を含めると約200万人に上り、ポルトガルを代表する世界都市である。市内にはポルト大聖堂やサン・フランシスコ教会などの歴史的建築物が数多く存在し、1996年にポルト歴史地区としてユネスコの世界遺産に登録されている。

 

ポルト国際映画祭の歴史は1980年に始まり、ファンタジーとポルトを合わせた造語“ファンタスポルト”の愛称で親しまれている。シッチェス映画祭やブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭と並び世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられ、ファンタジーやホラー、SF、スリラーなどのジャンル映画に特化した国際映画祭である。

 

上映作品はコンペ部門と非コンペ部門に分かれてプログラムが組まれ、各部門の優秀作品には賞の授与が行われる。2014年にSABU監督の「Miss ZOMBIE」、2020年にヤング・ポール監督の「ゴーストマスター」、2021年に清水崇監督の「樹海村」、2024年に紀里谷和明監督の「世界の終わりから」が映画祭の最高賞にあたる最優秀作品賞を受賞している。