エジプトの首都カイロで開催される国際映画祭。カイロはエジプトの北東部に位置する国内最大の都市であり、人口は約1000万人。アラブ世界で最も人口が多い都市であり、アラブ世界や中東を代表する世界都市の一つ。世界最長のナイル川やギザの三大ピラミッド、スフィンクスなどを有する観光地としても知られている。
カイロ国際映画祭の歴史は1976年に始まる。エジプト文化省が主催する国内最大の映画祭であり、アラブ世界およびアフリカ大陸で最も有名な映画祭の一つとして知られている。国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の映画祭であり、カンヌ、ベルリン、ヴェネチア等と共に14のコンペティティブ長編映画祭の一つにカテゴライズされている。毎年11月中旬にカイロ・オペラハウスをメイン会場として約100作品以上が上映され、コンペティションの最優秀作品にはゴールデン・ピラミッド・アワードが贈られる。
映画祭会期中には、アラブ人製作者と交流の機会を提供する業界イベント”カイロ・インダストリー・デイズ”が開催され、国内外から業界関係者が参加し、共同制作やローカライズ、資金調達・出資等が行われる。同イベントの目玉でもある”カイロ・フィルム・コネクション”では、アラブ人監督の育成を目的に、開発段階やポスプロ段階の作品に対して国内外からの助成金や資金を提供し映画製作のサポートを行なっており、新たな才能を発掘するプラットフォームとして高い注目を集めている。