モントリオール・ドキュメンタリー国際映画祭

カナダ東部に位置するケベック州最大の都市モントリオールで開催される国際映画祭。モントリオールの人口は約170万人、国内の都市ではトロントに次ぐ規模である。カナダでは唯一フランス語のみを公用語とし、フランス語人口はフランスのパリに次いで多い。

 

モントリオール・ドキュメンタリー国際映画祭は、ケベック州の映画人らが中心となり、その年で最も優れた作品を表彰するイベントとして1998年に始まる。設立当初は、5日間で約40本を上映する小規模なイベントであったが、現在は11日間で約120本以上を上映する規模にまで成長し、その来場者数は約63,000人を記録している。

 

2004年から、業界関係者向けの映画祭マーケット“フォーラムRIDM”が併設され、世界各国からプロデューサーや配給会社、出展者が集い、ワークショップやレクチャー、ラウンドテーブル、ネットワーキングなどのイベントから、国際共同制作やローカライズ、IP(知的財産権)、資金調達などのビジネスミーティングまで、様々な機会が提供されている。

 

バンクーバー・アジアン映画祭

カナダ西部の都市バンクーバーで開催される国際映画祭。バンクーバーは太平洋に面する人口約60万人の湾岸都市であり、住民の約半数が英語以外を使用する多民族多言語のコスモポリタンシティーである。ハリウッド映画の撮影地としても知られ、ロサンゼルスの北に位置する事から通称“ハリウッド・ノース”と呼ばれている。

 

バンクーバー・アジアン映画祭の歴史は1997年に始まる。アジア系の映画祭としてはカナダで最も歴史のある映画祭であり、毎年国内外から集められた長編や短編など約100作品が上映されている。上映は市内の中心に位置する映画館シネプレックス・オデオンなどの劇場とオンライン配信のハイブリッドで行われ、11日間の会期中には多くの映画ファンや業界関係者が参加し盛り上がりを見せている。

 

映画祭以外にも年間を通して映画制作、カンファレンス、文化交流、上映会、ワークショップなどアジア映画を支援する様々なプログラムやイベントが実施されており、映画人の育成や映画文化の振興にも力を入れている。「ワイルドスピード」シリーズや「スター・トレック BEYOND」のジャスティン・リン監督の初監督作品も上映された。

 

モントリオール・ニュー・シネマ映画祭

カナダ東部に位置するケベック州最大の都市モントリオールで開催される国際映画祭。モントリオールの人口は約170万人、国内の都市ではトロントに次ぐ規模である。カナダでは唯一フランス語のみを公用語とし、フランス語人口はフランスのパリに次いで多い。

 

モントリオール・ニュー・シネマ映画祭の歴史は1971年に始まる。半世紀にわたって国内外の様々な監督を紹介し、これまでにアトム・エゴヤン、スレイマン・シセ、ザカリアス・クヌク、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ジム・ジャームッシュ、ジェーン・カンピオン、アルフォンソ・キュアロン、ウォン・カーウァイ、ヴィム・ヴェンダースなどの作品が上映されている。

 

11日間の会期中には市内10箇所の会場で約300作品の映画が上映され、各部門の優秀作品には賞や賞金が授与される。また、業界イベントやフォーラムも開催されており、ガラレセプションやカクテルパーティー、マスタークラス、カンファレンス、ピッチ、パネルなどのプログラムが企画されている。

 

バンクーバー国際映画祭

カナダ西部の都市バンクーバーで開催される国際映画祭。バンクーバーは太平洋に面する人口約60万人の湾岸都市であり、住民の約半数が英語以外を使用する多民族多言語のコスモポリタンシティーである。ハリウッド映画の撮影地としても知られ、ロサンゼルスの北に位置する事から通称“ハリウッド・ノース”と呼ばれている。

 

バンクーバー国際映画祭の歴史は1982年に始まる。「映画芸術を通じて各国の相互理解を深め、映画産業の活性化を図る」をテーマに掲げ、毎年約300作品が上映されている。インディペンデント監督の発掘と育成に力を入れ、国際的に無名な監督や新人監督の作品を積極的に選出していることから、国際舞台への登竜門として重要な役割を果たしている。

 

設立当初から東アジアの作品を紹介する部門「ドラゴン&タイガー」を設け、ポン・ジュノ監督の初期作品の上映や、三池崇史監督の「オーディション」のワールドプレミアを成功させるなど、これまでに数多くのアジア人監督を輩出してきた実績を持つ。

 

エドモントン国際映画祭

カナダ中西部に位置するアルバータ州の州都エドモントンで開催される国際映画祭。エドモントンの人口は約100万人、同州ではカルガリーに次いで2番目に、カナダでは5番目に人口が多い。カナダ最大の油田を有し、石油産業が経済の中心を担っている。また、年間を通して大規模なお祭りが多数開催されていることから“フェスティバル・シティー”の愛称でも親しまれている。

 

エドモントン国際映画祭の歴史は1986年に“ローカル・ヒーロー”の名称で始まる。開催当初は3日間の小規模なイベントであったが、2003年から名称を現在のエドモントン国際映画祭に変更し、開催期間も10日間に延長された。毎年国内外の約150作品が上映され、賞金や賞の授与が行われる。

 

アメリカ映画専門誌ムービーメーカーが選出する「応募する価値のある映画祭TOP50」にも選ばれており、業界関係者からの注目も高い。また、映画芸術科学アカデミー公認の映画祭であり、最優秀短編作品には米国アカデミー賞の応募資格が与えられる。映画祭会期中には、レッドカーペットやフィルムメーカーチャット、Q&Aなどの様々な交流イベントが開催されており、来場者参加型イベントとして人気を博している。

 

オタワ・アニメーション国際映画祭

カナダの首都オタワで開催される国際映画祭。オタワはカナダの南東部位置するオンタリオ州に属し、人口は約100万人(国内第4位)、公用語は英語である。トロントまで車で約4時間、モントリオールまで車で約2時間の距離にあり、カナダの行政機関が集まる政治の中心地である。

 

オタワ・アニメーション国際映画祭の歴史は1976年に始まる。北米最大かつ最古のアニメーション映画祭であり、アヌシー、ザグレブと並び世界三大アニメーション映画祭の1つとして知られている。毎年9月下旬の5日間で、国内外から集められた100作品以上が市内の映画館や美術館で公開される。上映は賞を競うコンペティション部門と、非コンペティションのパノラマ部門とスペシャルスクリーニング部門で行われる。

 

映画祭の最高賞となるグランプリを競うコンペ部門では、これまでに多くの日本映画がグランプリを受賞しており、長編部門で『夜は短し歩けよ』(乙女湯浅政明監督)、『音楽』(岩井澤健治監督)、『幾多の北』(山村浩二監督)の3作品、短編部門で『カフカ 田舎医者』(山村浩二監督)、『帽子をかぶった小さな人々』(二瓶紗吏奈監督)、『骨嚙み』(矢野ほなみ監督)、『半島の鳥』(和田淳監督)、『みじめな奇蹟』(折笠良監督)の5作品となっている。

 

トロント国際映画祭

カナダ最大の都市トロントで開催される国際映画祭。トロントはカナダの経済、金融、文化の中心地であり、人口は北米で第4位の約300万人に上る。コスモポリタンシティーを象徴する多民族多文化の街であり、公用語の英語とフランス語以外にも様々な言語が使用されている。

 

トロント国際映画祭の歴史は1976年に始まる。国際映画製作者連盟が公認する非コンペティティブ形式の国際映画祭であり、「映画祭の中の映画祭」と呼ばれている。北米最大かつ最多のプレミア数を誇り、11日間の会期中には長編と短編を合わせて約300作品が上映され、来場者数は約70万人を記録している。

 

「スポットライト」、「ラ・ラ・ランド」、「スリー・ビルボード」など、毎年同映画祭の最高賞に当たるピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)を受賞した作品が米国アカデミー賞を始めとする主要な映画祭で賞を受賞していることから、賞レースの行方を占う重要な映画祭として知られている。日本からは2003年に北野武監督の「座頭市」がピープルズ・チョイス・アワードを受賞している。

 

ファンタジア国際映画祭

カナダ東部に位置するケベック州最大の都市モントリオールで開催される国際映画祭。モントリオールの人口は約170万人、国内の都市ではトロントに次ぐ規模である。カナダでは唯一フランス語のみを公用語とし、フランス語人口はフランスのパリに次いで多い。

 

ファンタジア国際映画祭の歴史は1996年にジャンル映画祭として始まる。現在では北米最大のジャンル系映画祭として、アジアやヨーロッパ、北米の作品を中心に約400作品を上映し、会期中の来場者数は10万人にのぼる。2012年からジャンル映画の企画開発や共同製作を推進するマーケット“フロンティアーズ”が開催されており、業界向けイベントとして注目を集めている。

 

同映画祭はジャパニーズホラーを北米に紹介する先駆けとなった映画祭であり、中田秀夫監督の「リング」のプレミア上映がドリームワークスの目に留まり、アメリカ版のリメイクや北米配給につながっている。また、三池崇史監督の「極道戦国志 不動」や今敏監督の「パーフェクトブルー」などをプレミア上映しており、日本映画に所縁の深い映画祭でもある。

 

カナディアン・ドキュメンタリー国際映画祭

カナダ最大の都市トロントで開催される国際映画祭。トロントはカナダの経済、金融、文化の中心地であり、人口は北米で第4位の約300万人に上る。コスモポリタンシティーを象徴する多民族多文化の街であり、公用語の英語とフランス語以外にも様々な言語が使用されている。

 

カナディアン・ドキュメンタリー国際映画祭の歴史は1993年に始まり、“ホット・ドックス”の愛称で親しまれている。毎年の上映本数は約200作品、来場者数は約20万人を記録し、ドキュメンタリー映画祭としては北米最大規模を誇る。また、米国映画芸術科学アカデミー公認の映画祭でもあり、最優秀短編作品にはアカデミー賞短編部門の応募資格が与えられる。

 

近年では映画祭に併せて開催される業界向けのカンファレンスやマーケットにも力を入れており、世界中からプロデューサーや映画監督を積極的に誘致し、企画の共同開発やネットワーキング、ピッチイベントを行う場を設け、映画ビジネスを構築する機会が提供されている。