ウィーン国際映画祭

オーストリアの首都であり、国内最大都市のウィーンで開催される国際映画祭。ウィーンは文化、経済、政治の中心地であり、人口はヨーロッパの都市の中で6番目多い約195万人を誇る。ドイツ語を公用語とし、ドイツ語人口はベルリンに次いで2番目に多い。モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど多くの作曲家が活躍したことから「音楽の都」とも呼ばれている。

 

映画祭の歴史は1960年に始まる。オーストリア最大かつ国際映画製作者連盟公認の映画祭であり、ドイツ語圏で開催される映画祭として最も歴史のある映画祭の一つとしても知られている。毎年10月にウィーン歴史地区(世界遺産)にあるガルテンバウ映画館をメイン会場とし、国内外から集められた最新作やクラシック作品など約300作品が上映され、その来場者数は約10万人を記録している。

 

日本からは、これまでに是枝裕和監督や河瀨直美監督、濱口竜介監督、北野武監督など、著名監督の作品が数多く上映されており、その他にもその年を代表する注目作を積極的に選出している。また、オーストリア映画博物館と共同で大規模な回顧展や特別プログラムを企画しており、吉田喜重監督や実相寺昭雄監督、黒澤明監督、大和屋竺監督、本多猪四郎監督、伊丹十三監督などの作品が上映されている。